今、世の中が大変な状況で、持続化給付金を心待ちにしている個人事業主さんや小規模企業さんも多くいらっしゃる事と思います。私は生死には2種類あると考えています。
ひとつは、いわゆる生物としての生死。もうひとつは人間社会における社会的生死。
そして社会的生死は、今や日々を生きるという事と切り離せないものです。
「あなたが生きているだけで意味がある。」とはよく言われる事ですが、生きているだけでは生きていけないのがこの社会。でも、私はお金に振り回されるのも嫌なのです。
そもそもお金なんてものは、本来物々交換から派生した便利になるための道具なのです。
その道具に振り回されるのも、道具のために仕事をするのも嫌なのです。
やはり結果としてついてくるものでなければ。
私はずっとクリエイティブワーク一筋ではなく、新卒時は上場企業に勤め、また6年ほど経営調査会社で企業経営の調査、分析を行っていた時期がありました。主に上場企業さん、銀行さんが私の担当クライアントで、依頼を受けた企業の経営調査・分析・アドバイザー業務をしていました。
その6年間で、私の調査が引き金となり書類と共にガソリンをかぶってしまった方々がいます。原因は本人達にあるにせよ、私が引き金を引いてしまった。と当時は本当に苦しかったです。今でも思い出します。特に粉飾を命令されてやってしまった中間管理職の方々がガソリンをかぶってしまったケースは本当に言葉にできません。
大変な今、その事が頭をよぎると共に、調査会社入社当時に研修の一環で見たNHKドラマと映画になった「ハゲタカ」を改めて見ました。これから大きく経済が変わり、生き方も変わる節目の今、自身がどう生きるか、生きる上で切っても切れないお金というものをどう捉えるか。を改めて見直す一助になる作品かと思います。
生きましょう。
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