ずっと撮りたいと思っていたのですが、なかなか撮影させていただく機会に恵まれなかったテーマ、仏像。この度、妻のおかげで第一歩を踏み出す事ができました。
撮影は、南房総で歴史のある龍光山高徳院さんにて。気さくなご住職で、奥様、ご子息様にも大変よくしていただきありがとうございました。
さて、仏像写真といえば工藤利三郎さんや入江泰吉さんが有名です。手元に持っているのは入江さんの写真集なのですが、それはもう美しい。というか仏像が生きている?私の師にあたるタカオカ邦彦という人物写真家も魂の入った物凄い写真を撮るのですが、被写体は生き物。仏像は置物の類になるかと思うのですが、目に見えない数百年前の仏師の魂をそこに写しているかのような写真たち。それぞれのジャンルで物凄い作品を目にする事が出来て幸せな時代に生まれて良かったなあ。あと10年、20年後の私はどんな写真を生み出しているのだろうか。
仏像写真については、第一歩を踏み出したところではありますが、目指すところは、私の感じる魂を写真にどう写し出すか。そこを突き詰めていきたいです。